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高木仁三郎 原発 予言 [高木仁三郎 原発 予言]

反原発のリーダーとして名高かった高木仁三郎氏。原発事故も予言していたのに、なぜ日本

は原発事故を繰り返すのか。著作物には、津波による原発事故の発生についても明確に書か

れている。危険な可能性は全て潰してくという姿勢があれば、今回の様な世界最悪レベルの

原発事故は防げたはず。




論文からの引用ーーーー

原発が、地震とともに津波に襲われ、外部からの電力・冷却水の供給が絶たれる。

①給水配管の破断、②緊急炉心冷却系の破壊、③非常用ディーゼル発電機の起動

失敗、といった故障が重なれば、メルトダウンから大量の放射能放出に至る事態に至る。

原発の敷地内には、使用済み核燃料も貯蔵され、集中立地が目立つ福島浜通り(福島

原発)などで、想像を絶する「核惨事」が発生しかねない。「これから徹底的に議論し、

非常時対策を考えて行くべき。」と提言。

「行政側にも事業者側にも原発の安全性を見直して、この大災害(注:阪神大震災)をよい

教訓にするという姿勢が少しも見られなかった。」

日本の原子力業界・原子力政策において、このような事態を「想定」して、原発の安全や

防災対策を論じることが、「想定不適当」とか「ためにする議論」として避けられてきたと

指摘、「考えうるあらゆる想定をして対策を考えていくことが、むしろ冷静で現実的な態

度と思われる。」  

引用終わりーーーーー

まさに今回の結果を見ていたかのような内容ではないでしょうか。先見の眼を持っていた

が、無視されてしまったが故に防げなかった事故。さぞやあの世から悔しがっておられる

事でしょう。今こそ、正しい知識・姿勢を持つべきではないでしょうか。


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